2025年05月

「のべ10万人以上の指導から見えてきた、“お母さまの笑顔”を守る  子育て心理のヒント」

「のべ10万人以上の指導から見えてきた、“お母さまの笑顔”を守る子育て心理のヒント」
    

「子どもに自信を持ってほしい」
「自分でできた!と笑ってほしい」
そんな願いを持つお母さまは、きっとたくさんいらっしゃると思います。

でもふと気づくと、子どものことばかり優先して、自分のことは後回し…。
そんな日々に、少しだけ“自分を大切にする時間”を加えてみませんか?

ここは、同じ思いを持つお母さまたちが集まり、
「わかる、私もそうだった」と語り合える、あたたかな場所です。
ダンスやセルフメンテナンスの時間が、子育ても人生も、少しずつ軽やかに変えていきます。

そしてこれから、
「子育て × お母さまの心理学」の視点から、
日々の中にそっと寄り添えるようなメッセージをお届けしていきます。

共感したこと、気になったこと、
「私もこんなことで悩んでます…」という声も、どうぞお気軽にLINEしてくださいね。
言葉にすることが、心をゆるめる最初の一歩になることもあります。

また、これから皆さまと一緒に考えていきたいテーマや、
取り上げてほしい議題も募集しています。
「こんな話を聞いてみたい」「こんなとき、どうしたらいい?」など、
どんな小さなことでも大丈夫です。ぜひお聞かせください。

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Vol.1:「がんばりすぎない子育て」
〜自己犠牲ではなく、“自分をたいせつにすること”から、そっと始めてみませんか〜

こんな思い、ありませんか?

・子どものために、いつも自分を後回しにしている
・「私は我慢してるのに…」と、心の奥でふと感じることがある
・言いたくないのに、ついきつく言ってしまって後悔する
・「いいお母さんでいなきゃ」と思うほど、息が詰まりそうになる

1. 「ちゃんとしなきゃ」の正体

「ちゃんとした母親でいなくちゃ」
そんな思いが、無意識のうちに心の重荷になっていませんか?

日本には、“母性神話”や“我慢は美徳”とされてきた価値観が、今も静かに根づいています。
でも、そのまま頑張り続けることで、お母さまご自身が苦しくなってしまうこともあるのです。

知らず知らずのうちに起こること…
・親のストレスが子どもに伝わってしまう
・子どもが「自分のせい?」と、罪悪感を抱いてしまう
・「我慢するのが当たり前」という価値観が受け継がれる
・「頑張ってるのに…」という想いが、親子関係をギクシャクさせてしまうことも
・そして、心が疲れ果ててしまう前に——少し立ち止まることも大切です

2. 我慢は、子どもに“言葉以外”で届いています

「お母さんのために○○しなきゃ…」
「どうしていつも疲れているのかな」

子どもはとても敏感です。
親の我慢やつらさは、言葉にしなくても、しっかりと感じ取っています。
そしてそれが、子どもの心にも影響することがあるのです。

3. ついきつく言ってしまうのは、「わかってもらえない寂しさ」からかもしれません

「どうしてわかってくれないの!」
そう言ってしまうとき、本当はこんな想いがあるのかもしれません。

・「私もがんばってるのに…」
・「誰かに気づいてほしい、わかってほしい」

自分をたいせつにする時間を少しだけでも持てたら、
その“寂しさ”も、やわらいでいくかもしれません。

4. “がんばりすぎない子育て”の第一歩は、自分にやさしくすることから

子どもをたいせつに思う気持ちは、そのままで大丈夫。
そこに少し、「自分のことをたいせつにする時間」も加えてみませんか?

・1日10分、深呼吸して“自分に戻る”時間をつくる
・「○○しなきゃ」を手放す、小さな習慣を試してみる
・「今日はちょっと疲れたな」と、自分の気持ちを声に出してみる

お母さんが笑っていることが、子どもにとって一番の安心です。
誰かと比べなくていい、自分のリズムで進めばいい——
「がんばりすぎない子育て」で、心に小さな余白を。

「お母さんが子供達に最初の人間関係を与えて上げます。
お母さんの笑顔をじっと見つめ、赤ちゃんは生後2ヶ月で既に微笑みを返してくるんです。赤ちゃんは自分の顔なんか見たことないんです。」

             (H. ワロン)

次回 Vol.2:「子どもの成長に合わせた親の関わり方」
・ 親の言葉に重みを持たせるためにできること
・子どもの成長に合わせた関わり方のポイント
・親子の信頼関係を築く工夫

をお届けします!