首肩を解したら、腹筋が働くようになった!
その驚きのメカニズムとは?
【今週のレッスンご感想】
◆ 無意識に“腹筋が引き上がる”感覚が…!
レッスン後、立ち上がった瞬間に、無意識に腹筋の上部がすっと引き上がっている感覚がありました。
無理に力を入れているわけではなく、自然にお腹がサポートしてくれているような心地良さでした。
歩くと、骨盤の動きがとてもクリアに感じられ、体のクロスのライン(右肩〜左脚、左肩〜右脚のつながり)まではっきりと意識できるように。
“腹筋が使えると、体のつながりがこんなにも変わるのか”と実感できた時間でした。
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「首や肩をほぐしただけで、なぜかお腹に力が入るようになった」——実際のレッスンでよく聞かれるこの反応。実は、これにはちゃんとした身体のメカニズムがあります。
私たちの身体は「部分」ではなく「つながり」でできています。首や肩のこわばりは、無意識のうちに全身の緊張を引き起こします。とくに、首・肩・背中がガチガチになると、胸が開かず、肋骨の動きも制限され、結果として「呼吸」が浅くなります。
呼吸が浅くなると、体幹の深部にある「腹横筋」や「横隔膜」などのインナーマッスルが十分に働けなくなります。つまり、いくら腹筋を鍛えようとしても、上手く使えない状態に陥っているのです。
そこで、まず首や肩をゆるめて、胸がふわっと広がると——
◎ 呼吸が深くなる
◎ 肋骨が動くようになる
◎ 横隔膜がしっかり上下する
◎ 自然と腹筋(特に深層筋)が活性化!
この流れによって、腹筋が「入る」ようになるのです。無理に「お腹に力を入れよう」としなくても、体の連動で自然とお腹が働き始める。この体感こそが、身体本来の正しい使い方であり、楽に美しく動けるための第一歩です。