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🌱子育て心理のヒント vol.3

 

vol.3「ドリームキラーは優しさの顔をしている」

   〜親同士の「共感」が、子どものやる気を潰すとき〜

 

 

のべ10万人以上を指導してきた中で見えてきた

お母さんと子どもの“笑顔の育て方”を綴っています。

 

 

 

最近、子どもたちのエネルギーが

どんどん外に向かっているのを感じます。

 

コロナ禍の“内向き”の時間を経て、

ようやく自分の夢ややりたいことに向かって、

思いきり進み出している子どもたち。

 

それと同時に、

親御さんたちの表情も、

ぐっと明るくなってきています。

 

 

でも、今だからこそ思い出した言葉があります。

 

「ドリームキラー」

 

夢ややる気を静かに奪う存在。


怒鳴ったり、否定したりするわけじゃない。

 

むしろ、

やさしくて、

共感的で、

同情してくれるような存在。

 

でもその言葉のあと、なぜか力が抜けていく。


「どうせ無理だよね」

「うちの子はそんなタイプじゃないし」

「そこまで本気じゃないよ〜」

 

それって、本当に“真実”でしょうか?

 

 


親同士がつるむと、

必ずと言っていいほど子どものやる気はしぼんでいく。

 

悪気はなくても、

群れることで生まれる“共感の空気”が、

子どもの個性や目標を見えなくしてしまう。

 

 

「うちの子はできなくて当然」

「こんなもんでしょ」

「できる子は、もともと特別なのよ」

 

そんな言葉が、

空気のように流れはじめるとき――


それは立派な“ドリームキラー”です。

 

 

でももう、知ってほしい。

 

🌟あなたは人に足を引っ張られなくていい。

🌟わが子の夢も、人の空気に流されなくていい。

🌟“誰と一緒にいるか”は、

 思っている以上に自分や子どもの未来を左右する。

 

 

親同士の安心感は、

ときに“浅い共感”と引き換えになってしまいます。

 

 

でも、あなたは本当はもう知っているはず。

 

「この子は(私は)もっとできる」

「まだまだこれから」

その直感に、戻ってきてください。

 

 

そして、子どもと自分に伝えてあげましょう。

 

「大丈夫、夢を諦めなくていいよ」

「あなたは誰かの言葉じゃなく、自分の心で動いていい」

「ママ(パパ)は、あなたの、そして私自身の味方だから」

 

vol.2「子どもの成長に合わせた親の関わり方」

vol.4「なんでも話せる親子」であることの落とし穴