子育て心理のヒント vol.3
「ドリームキラーは優しさの顔をしている」
〜親同士の「共感」が、子どものやる気を潰すとき〜
のべ10万人以上を指導してきた中で、
だんだん見えてくるものがありました。
それは、
「子どもたちの成長のカギは、
お母さまの心と関わり方にある」
ということ。
私は30年以上、
子どものダンス指導を通して、
親子のつながりや心の変化を見つめてきました。
そんな経験から、
お母さまたちの心が軽くなるヒントをお届けしています。
〜ダンスを通して〜
\\子育てとお母さまの人生を豊かに//
🌱ドリームキラーは優しさの顔をしている🌱
〜親同士の「共感」が、子どものやる気を潰すとき〜
最近、子どもたちのエネルギーがどんどん外に向かっているのを感じます。
コロナ禍の“内向き”の時間を経て、ようやく自分の夢ややりたいことに向かって、
思いきり進み出している子どもたち。
それと同時に、親御さんたちの表情も、ぐっと明るくなってきています。
でも、今だからこそ思い出した言葉があります。
「ドリームキラー」
夢ややる気を静かに奪う存在。
怒鳴ったり、否定したりするわけじゃない。
むしろ、やさしくて、共感的で、同情してくれるような存在。
でもその言葉のあと、なぜか力が抜けていく。
「どうせ無理だよね」「うちの子はそんなタイプじゃないし」
「そこまで本気じゃないよ〜」
それって、本当に“真実”でしょうか?
親同士がつるむと、
必ずと言っていいほど子どものやる気はしぼんでいく。
悪気はなくても、群れることで生まれる“共感の空気”が、
子どもの個性や目標を見えなくしてしまう。
「うちの子はできなくて当然」
「こんなもんでしょ」
「できる子は、もともと特別なのよ」
そんな言葉が、空気のように流れはじめるとき――
それは立派な“ドリームキラー”です。
でももう、知ってほしい。
🌟あなたは人に足を引っ張られなくていい。
🌟わが子の夢も、人の空気に流されなくていい。
🌟“誰と一緒にいるか”は、思っている以上に自分や子どもの未来を左右する。
親同士の安心感は、ときに“浅い共感”と引き換えになってしまいます。
でも、あなたは本当はもう知っているはず。
「この子は(私は)もっとできる」
「まだまだこれから」
その直感に、戻ってきてください。
そして、子どもと自分に伝えてあげましょう。
「大丈夫、夢を諦めなくていいよ」
「あなたは誰かの言葉じゃなく、自分の心で動いていい」
「ママ(パパ)は、あなたの、そして私自身の味方だから」