2025年06月13日

子育て心理のヒント vol.3

 子育て心理のヒント vol.3

「ドリームキラーは優しさの顔をしている」

〜親同士の「共感」が、子どものやる気を潰すとき〜

 

のべ10万人以上を指導してきた中で、

だんだん見えてくるものがありました。

 


それは、

「子どもたちの成長のカギは、

お母さまの心と関わり方にある」

ということ。

 


私は30年以上、

子どものダンス指導を通して、

親子のつながりや心の変化を見つめてきました。

 

そんな経験から、

お母さまたちの心が軽くなるヒントをお届けしています。

 

 

               〜ダンスを通して〜
           \\子育てとお母さまの人生を豊かに//

 

 

🌱ドリームキラーは優しさの顔をしている🌱
〜親同士の「共感」が、子どものやる気を潰すとき〜

 

最近、子どもたちのエネルギーがどんどん外に向かっているのを感じます。

 

コロナ禍の“内向き”の時間を経て、ようやく自分の夢ややりたいことに向かって、
思いきり進み出している子どもたち。

それと同時に、親御さんたちの表情も、ぐっと明るくなってきています。

 

 

でも、今だからこそ思い出した言葉があります。

「ドリームキラー」

夢ややる気を静かに奪う存在。
怒鳴ったり、否定したりするわけじゃない。
むしろ、やさしくて、共感的で、同情してくれるような存在。

 

でもその言葉のあと、なぜか力が抜けていく。
「どうせ無理だよね」「うちの子はそんなタイプじゃないし」
「そこまで本気じゃないよ〜」

 

 

それって、本当に“真実”でしょうか?

 

 


親同士がつるむと、
必ずと言っていいほど子どものやる気はしぼんでいく。

悪気はなくても、群れることで生まれる“共感の空気”が、
子どもの個性や目標を見えなくしてしまう。

 

 

「うちの子はできなくて当然」
「こんなもんでしょ」
「できる子は、もともと特別なのよ」

 

そんな言葉が、空気のように流れはじめるとき――
それは立派な“ドリームキラー”です。

 

 

でももう、知ってほしい。

🌟あなたは人に足を引っ張られなくていい。
🌟わが子の夢も、人の空気に流されなくていい。
🌟“誰と一緒にいるか”は、思っている以上に自分や子どもの未来を左右する。

 

 

親同士の安心感は、ときに“浅い共感”と引き換えになってしまいます。
でも、あなたは本当はもう知っているはず。

「この子は(私は)もっとできる」
「まだまだこれから」

その直感に、戻ってきてください。

 

 

そして、子どもと自分に伝えてあげましょう。

「大丈夫、夢を諦めなくていいよ」
「あなたは誰かの言葉じゃなく、自分の心で動いていい」
「ママ(パパ)は、あなたの、そして私自身の味方だから」