2019年08月12日

Amazing 潮田千春

 

森美術館 潮田千春 魂が震える
凄かったです。
タイトルと空間の中に身を置ける事に惹かれて行きました。

赤い糸の部屋は自分達も気付かない程、小さく息を呑む、そんな音を自分で感じ、周りからも聞こえて来ました。

糸の絡みもつれ、切れたり解けたり人間関係の様にと書かれていましたが、私はここは内臓かと、毛細血管が糸として人と繋がっている様で、角度を変え、時間が経つうち気持ちがいっぱいになりエネルギーが満ちてくる様でした。

次のセクション、ここでは潮田千春の作品と思想が並べられ、込み上げてきた思いはダンスをしてきた自分に共感を与えてくれました。でも潮田千春はどこまでも進み、苦しみ、探し続けました。込み上げた思いを押し殺している自分に気付きました。どんどん見るうち、残さず見て、理解する事で潮田千春は少しでも楽になると信じ、作品について行きました。
次のセクションは黒い糸。焼き焦げたピアノの匂いや椅子はストンと気持ちを楽にし、先程の込み上げた思いは心に焼き付いたと思いました。 
最後の沢山のスーツケースは人の目的としての象徴でした。これには夢をもらい、多分、ニヤニヤしながら眺めていたと思います。

ダンスに没頭し、周りとのライバル意識から始まり、自分と向き合い続ける事になりました。汗も疲れも感じなくなるくらい踊った日々。上手くなりたい、上手くなりたい、そして出来た途端 萎縮した心に気付いた時の衝撃。一体、人間とは何なのかーと。

若かった私には理解は出来なかったからこそ疑問として残り、今は理解が出来る様になりました。

何かに向上を望み、努力を続ければ、誰もが出会う壁は同じかも知れない、違う事を通して、同じ事を学んでいると、いつの日からか思っています。

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